みょきこのつぶやき

貧乏家庭で育って、そこそこの大学を出て、海外でも働き、英語も使って働けるようになりました。お金がない家庭で育つ子供たちへのヒントになれば・・・。

中学校の英語の勉強方法ってどうにかならないかな、、

帰国子女でもなく、親もまったく英語もできず、アルファベットは小学校ぐらいからやってたものの中学校からほぼゼロの状態で英語を勉強して、そこそこ英語で有名な高校、大学を出ても、25歳まではほぼ英語しゃべれず。

でも、英語は本当に好きだったので、働きだしてからも自己投資で英語学校に通った。留学はさすがに自費で行くには金がかかるのでできなかったけど、その代わりアメリカで1年間働いた。そのおかげでTOEICも一時は910まで取った(自慢っぽくて申し訳ないけど、導入の話として、、)。

 

こんな経験も、中学生には役に立つんではないか、と思いつつ中学生に学校の英語を教えているが、学校のドリルをみると「あーーー、こういうパズルみたいな勉強、ものすごい量をしたなー」という問題がたんまり。

理解度を確認するために、なんらかの問題はもちろん必要です。

ただ、穴埋め問題や、順番が違っている単語をきちんとした文章に直す問題は、英語に限っていえば、英語理解脳をだめにしている気がするのです。

たとえば中学校2年生で現在進行形を学びますが、その理解度を確認する、次のようないじわる問題があるとしましょう。

「次の単語を並べ替えなさい。ただし1つ必要のない単語があります(TV was he  watching  watch )」 答えは He was watching TV で 、watchが必要ないですよね。

できる子はそんなに考えずに即答するでしょう。なぜか。watch には三単現のSがついてないので、He watches TVの文章 はできない。be 動詞もあるし、be 動詞と一般動詞が一緒に使えるのは、現在進行形だから決定!というあたまの働きがすぐできる。

できない子は パズルで頭がぐちゃぐちゃしてしまってる気がするのです。

もうここで、理解度が遅れている子はbe動詞と一般動詞の違いをやっと覚えたのに、進行形も出てきて、そのうちに現在完了、現在完了進行形なんてものも出てきて、ますます教科書の英語から遅れます。

 

英語ができないレベルで、細かい時制にこだわって会話するより、自分の欲求・気持ちを伝えるための言語、人の欲求・気持ち応じるための言語としてのコミュニケーションをまず先に学んだほうが、本当に英語を話せるためには近道というのが私の持論です。

 

なんで、このパズル形式の問題が、何十年も続いているか。おそらく、このパズル形式の問題は、理解度を確認するためには先生が楽なんですよね。テスト問題が作りやすいし、答え合わせも簡単。

 

それよりは時制の感覚を音で覚える、

He watches TV, He is watshing TV , He was watching TV と流れで覚えたほうが、コミュニケ―ションのためにはいいんじゃないか、と私は思います。

ま、持論ですけどね。。。英語教育法をちゃんと勉強してから言ったほうがいいかな。