みょきこのつぶやき

貧乏家庭で育って、そこそこの大学を出て、海外でも働き、英語も使って働けるようになりました。お金がない家庭で育つ子供たちへのヒントになれば・・・。

親にお金がなくても、だいじょうぶ

子供のころ、親にお金がなくて、友達との家の格差を感じていました。

父は職人。食べるものに困ったことはありませんが、見栄張りの母親だったので、余計に周りとの格差を感じたのかもしれません。

今、ボランティアで中学生の勉強を見ています。その子たちは、相対的にはお金に余裕がある家庭の子ではありません。まさに子供のころの私を見ているよう。

 

最近、思うのです。昔より、入り口の格差が広がっているみたい、と。

 

お金持ちの子は、塾にもお金がかけられて、いい学校に行き、お金が稼げるところ(会社の就職など)の入り口までいく。

 

お金持ちじゃない子は、勉強自体の面白さや、勉強が人生でどう役立つか考える機会も少ない。(学校がすべてではありませんが)相対的にレベルが高くない学校に行き、低賃金の職業についてしまう。

 

純化しすぎの流れかもしれません。勉強がすべてではないとホリエモンも言ってる通り、勉強していい学校に入ったからって、今どき稼げるとは限りません。大企業に入ったからって倒産しちゃったりリストラされたり安泰ではありません。

 

でもね。よっぽどとびぬけた才能があれば別ですが、私みたいな普通の人間であれば、親の職業やレベルとは関係なく、親とは違うレベルの”入口”まで行ける「学校卒」シールをもらうのが、18歳もしくは22歳の人間にとっては、親のレベルから抜け出る一番簡単な方法なのではないでしょうか?

 

だから、親にお金がない、と思って悩んでいる子供がいたら、本当に騙されたと思って勉強してほしいな、と思うのです。

矛盾するかもしれないけど、「いい学校」でなくても、最低高校さえ出ていれば、ぶっちゃけ後で勉強したくなったらどうにでもなる。ただ、算数・本を読むこと(&できれば英語)を身に着けてほしい。

この3つは、生きていく上で、人に騙されず、未知の楽しいことに出会って素敵な人生をおくるためにはとても必要だと思うのです。

だって「100万円年利12%、月額1万円返済でいいから貸してあげる」って言われたら、どうする?ラッキーなんて思わないでほしい。

私が教えていた中学3年生は、割り算、比率の計算が苦手だった。

年利12%、年間支払わらなければいけない利息は12万円。答えは永遠に借金が減らずに10年(120万円)、20年(240万円)払っても、借金は残ったまま。

こういうことに騙されないようにするために、算数の勉強が必要!と思えば子供たちはやる気になってくれるかなぁ。